この頃はまだ、単なる運動不足のために、体に不調が出てきたのかと思っていました。本格的に運動をするため、スポーツジムに入会することにしました。
健康チェック
私の住んでる国のジムでは、入会時の健康チェックが義務付けられています。そんな大それたものではなく、問診と身長・体重、腕周り・脚周りの長さを測ったりします。そのチェック項目の中に、血圧測定がありました。
画像のような手首式の血圧計で測定を行いました。スタッフが測定結果を見た瞬間、
と言われました。なんと上の血圧(収縮期血圧)が、155 mmHg もあったようです。でもこの時は血圧の知識が全くなく、この数値って高いの?、上の血圧って何?、 といった感じで困惑するばかりでした。
筋トレ
病院で診てもらった方が良いと言われたものの、数カ月後に長期で日本に帰国する予定だったので、血圧の問題は暫く放置することにしました。その代わり、ジムでの筋トレに励むことにしました。このことは、高血圧症の直接の解決にはなりませんでしたが、後々、問題解決の助けになりました。
日本帰国前の4ヶ月間、毎週3回程度、筋トレに励みました。筋トレを本格的に始めてみると、いかに筋肉がないのがわかりました。
例えばバーベルを使ったトレーニングでは、隣で若い女性が数十数キロもの重りをつけたバーベルで運動をしているのに、私は重りもつけていないバーだけの運動でもヘトヘトでした。もう何十年も上半身の運動をしたことがなかったので、上半身は想像つきました。しかし、ある程度自信があった下半身も、筋トレをやってみると全く力が入らず、筋肉がないことがハッキリわかりました。
しかし4ヶ月間、筋トレに励んでみると、結構筋肉がついてきました。体重だけみると、標準体重より10kg近く少なかったはずが、いつの間にか標準体準と殆ど変わらない位になっていました。それに従って、より高い負荷を掛けても、運動できるようになっています。
そして、自分のどこの筋肉が弱いのか、筋トレをすることによって分かるようになりました。これは筋トレの利点だと思ったのですが、後日、抜け穴も多いということも気づきました。その辺は、別の記事で説明します。
さらに筋肉が劇的についたため、高血圧症も運動によって改善されていると思い込んでいましたが、実は改善していなかったということも、今後説明していきます。 (2014.03)