高血圧に対する思い込み

前置きが長かったですが(記事一覧)、これから本題に入っていきます。

高血圧かもしれないということが判明したこと(高血圧の恐れ)。そして、 高血圧の薬を薦められたものの拒否した話(病院)、を書きました。今回は時間を少し遡って、病院の受診前の話を書いていきます。

思い込み
一般の人は高血圧の原因として、血液がドロドロ(高油脂症)で流れにくくなったとか、どこかで血管が塞がったり弾力がなくなったため、だと想像するのではないでしょうか?。原因は本当にいろいろあると思います。

最初に私が想像していた、高血圧の原因は次のようなものです。

  • 塩分の摂り過ぎ
  • 肥満
  • 内蔵などの病気
  • 高油脂症などの血液の異常
  • 遺伝(家系)
  • ストレス

私は濃い味の食べ物は好きでないし、太ってもいない、体(内蔵や血液)に悪い所がない、母方の家系で高血圧の人がいるが高血圧でない人の方が多いので、高血圧に対する危機感はなかったです。そこで高血圧症かもしれないことが分かり、ビックリしました。

新たな見方

病院を受診する前に時間があったので、事前に高血圧症についてネットなどで調べていました。すると今まで高血圧の常識だと思い込んでいたことに対して、次のようなことが分かりました。

減塩対策は有効か?

一昔前、「高血圧は塩分の摂り過ぎです」という宣伝をよく耳にしたのではないでしょうか。しかし減塩した場合でも、必ず血圧が下がるわけではないようです。半分にも満たない低い割合の人しか、効果がないそうです。多くの場合、高血圧の主な原因は他にあるということです。

以前スーパーでは、減塩商品が幅を効かせていましたが、現在はあまり見ません。高血圧の薬の普及の影響かもしれませんが、昔とは考え方が変わってきた、ということが理解できました。

高血圧は遺伝するか?

私は元々信じていなかったのですが、よく言われますよね。実際は私の母と母方の祖父が高血圧だったのですが、「家は高血圧だから・・・」とよく言っていました。しかし母方の親戚が皆、高血圧だったかというと、そうではなかったです。

高血圧の要因はいろいろあり、遺伝を疑うなら他の対策を考えた方がよいと思います。特に何十年も正常だったなら、可能性は低いのではないでしょうか。私は遺伝でなく、原因となる生活習慣が似ているため、高血圧になるのではと思っています。もちろん、本当に遺伝で高血圧になる方もいらっしゃるでしょうが。

筋肉の衰えが高血圧になる

この考えは以前は知らなかったです。しかし高血圧の仕組みを調べていくと、納得がいくものでした。

血管は心臓から体の隅々まで繋がっています。もし末端の血管(毛細血管)が細くなったら、血液が流れにくくなりますよね。一部の毛細血管だけ細くなっているだけなら、大勢に影響しないでしょう。しかし体の多くの部分の毛細血管が細くなったら、心臓は末端まで血液を送るために、今までより高い圧力を掛けるようになります。つまり、高血圧になるということです。

そして毛細血管が細くなるという現象は、筋肉の衰えで引き起こされるようです。主に運動不足に起因する筋肉の老化現象により、徐々に毛細血管が細くなり、気付かない内に高血圧になっていきます。

  

高血圧の恐れ」でも書きましたが、これらを調べた結果、取り敢えず、筋トレに励むことにしました。しかし闇雲に筋トレを行っても、簡単には血圧は下がりませんでした。その辺も含めて、次回以降で説明していきたいと思います。(2014.4)